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ブレーキハブ面のクリーニング

今日はBENZ CL550タイヤ交換及びハブ面のクリーニング作業を実施しました。

今回はタイヤ交換作業時に弊社で行っている作業をご説明いたします。
(*タイヤ交換作業の説明は省略させていただきます。)

装着するタイヤはコンチネンタル メルセデス ベンツ承認タイヤ
Conti Sports Contact 2 255/45R-18 99Y MO ML (MLはサイドウォールプロテクター付きという意味です。)

走行2万km弱でこの状態です。(左は新品タイヤです。)

ハブ面ですが、ホイールセンターキャップからの浸水により錆が発生しておりました。

ブラシ等で錆を落としクリーニング。

ハブ面をクリーニング処理後にスレッドコンパウンドを湿布します。

タイヤはコンチネンタル、メルセデス ベンツ承認タイヤ
Conti Sports Contact 2 255/45R-18 99Y MO ML (MLはサイドウォールプロテクター付きという意味です。)

<ハブ面のクリーニング>
BENZ CL550の車体からタイヤホイールを外してみたところ、ブレーキ部分、ハブ面ですが、
やはりホイールセンターキャップからの浸水により錆が発生しておりました。

ホイールボルトを緩めても錆のためにホイールハブがブレーキ面と固着し、外すのにも一苦労でありました。
(実はこのホイールハブ、主に鋳鉄製が多い為に錆が非常に出やすいのです。)

ハブ面のクリーニングを実施することにより、タイヤの変磨耗や車体振動を防ぐ効果があります。
タイヤ本来の性能を発揮する為には必須の作業と言えるでしょう。

レクサスの秘密。

レクサスシリーズのタイヤホイールには空気圧センサーが付いている事があります。

さて.. タイヤを外してみますと.. (黒いプラスティック製の部品がそうです。)
このようにエアバルブの裏側にはパシフィック製タイヤ空気圧センサーが付いています。
タイヤ交換時にはセンサーに触れないよう、十分に注意して作業を行います。

このセンサー、走行時に空気圧が低下しますとここからコクピットに信号を送り、ドライバーに知らせる仕組みですが、実は4,5年程度でリチウム電池を交換しなければならないようです。
又、水分が含んだエアーを充填しますと誤動作の原因になりますのでご注意を..

今回、LEXUS GS430 に新車用 ADVAN A10E 245/40R-18 4本ご購入いただきました。
○○様、いつもありがとうございます。

タイヤラボ クオリティ

私達はタイヤを交換する場合、お客様の大切なホイールを
手作業でひとつひとつ丁寧に点検、清掃(クリーニング)しております。
特に使用済みのタイヤを外して点検してみますと、多く見られるのが
注1)ホイールのリムフランジ部に固着する頑固な黒いゴムスラッジ。
主にブレーキの熱により付着し硬化してしまいます。
これを綺麗にクリーニングすることにより、エアー漏れや高度なホイールバランスを実現しております。

注1)ホイールのリムフランジ部 *タイヤビード部の接合する大切な部分。

センターロック

センターロック式のレーシングホイールですが、裏側には穴が沢山空いています。
これはレンコン状の回転式弾倉、リボルバー式のようにも見えますが、
これですと装着の際、いちいち合わせる時間が省けるのです。

数秒を争うレーシングカーには必需品なのですね。

クロモドラ ホイール

クロモドラ。 この名前を聞いてピン!ときた貴方、かなりの自動車通です。
メイドイン・イタリア製で素材はマグネシュウム製。旧カンパニョーロホイールであります。

カンパニョーロ社は40年以上前からこの特殊な素材に着手し、バネ下の軽量化に成功。
以後イタリア製スポーツカーに標準で装着されてきました。
<アルファロメオ、ランチア、フェラーリ、ランボルギーニ等のヴィンテージカーに装着されたことは余りにも有名な話です。当時のフェラーリF1もこのカンパニョーロでした。>
その後、名前がクロモドラとなり70年代初頭に現れたスーパーカーの足元はこのホイールで飾られておりましたが、時代の波と共にいつしか消えていったのです。

このホイールは現存するヴィンテージフェラーリ用ですが、オリジナルの曲面が非常に美しく、まるで陶器のよう。刻印もリプロダクト製と違い味わいがあります。
何より40年以上前にマグネシュウム鍛造品があったことは驚きですね。

AMG 20インチ

昨日はお客様の依頼でAMG 20インチの組み換え作業を行いました。
AMGのホイールはメーカー純正ということもあり、精度に関しては正に完璧でした。
非常に厳格なまでのドイツ人魂が伝わってきます。
横浜ゴムの新作ADVAN SPORTS も日本を代表する素晴らしいタイヤですね。
ドイツのスポーツカー純正指定にも選ばれ、正に風格十分です。
さすがメイドイン.ジャパン!

最新のランフラットホイール

これはBMW 5シリーズ純正のランフラットホイール。
ホイールのリムフランジ部はパンク時にタイヤがはずれにくくなるよう特殊な構造をしています。
車に乗ってタイヤがパンクした経験がある方はお分かりかと思いますが、それまで軽快に乗っていた愛車はただの鉄の塊になってしまうのです。
これからはこのような安全対策がとられたクルマがますます増えていくと思います。

フランス車のホイールバランス調整。

今回、シトロエンC2 VTR が入庫したのでこの車両のホイールバランス調整を説明します。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、プジョー/シトロエンはグループで共同開発するようになり、部品の共通化がかなり進んでいるように思います。(足廻り等は特にそう思います。)
フランス車の特徴として、ホイールの中央部にホイールバランスを調整する為のセンターホールが開いていない車両が多い事です。これは昔の初代ルノーサンクの時代から受け継がれているのです。

画像を見た限りではセンターCAPが外れるように見えますが、実はダミー。 裏側を見ますとよく解ります。

ホイールセンターにはバランス調整用の穴が打ち抜かれておりません。

これをバランス調整するには専用のユニットが必要となります。

ホイールのボルト部分を固定し、バランスを調整します。

タイヤメンテナンス

弊社ではタイヤ販売以外にもパンク修理.点検やホイールバランス調整等の作業があります。

上の画像ですが、パンク修理に来店したBMW 5シリーズ。 これはランフラットタイヤで通常は修理不可ですがこちらで修理可能と判断し、無事終了。(ディーラーではマニュアル通り、交換を勧められたようですが。)
もう一台がタイヤマッチング及びバランス調整のポルシェ993でした。 高速付近で車体振動がみられるとの事。こちらも無事終了しました。

私たちはタイヤに関するメンテナンスも日々、探究しております。(ぜひ、ご相談下さい。)

ランフラットタイヤについて

ランフラットタイヤとは、本来、車を安全に走らせるために考えられたタイヤ/ホイールシステムであります。

現在普及しているタイヤですと、残念ながら高速走行中にパンクした場合、安全に停止出来るかどうかはドライバーの技量と運によって決まるということであり、この技術が必要となった訳であります。

以前、1980年後半にデンロックタイヤというのが初めて市販され、自動車業界では話題になりました。
これは専用タイヤとホイールからなるシステムで、これらはスーパースポーツカーの足になった訳であります。
いわば今回のランフラットタイヤ/システムの原型と言ってもいいでしょう。当時最新のポルシェ959の純正タイヤであり、又、ルーフCTR等にも純正装着されておりました。弊社はこれらのタイヤ装着はすでに実証済みであり、当時、実に巧みな技術に感動した訳であります。

このデンロックタイヤ場合は、現在のランフラットタイヤ/システムに比べますとタイヤのショルダーからサイド部の剛性は若干低いように感じられました。これは、車重に比例するのかもしれません。(あくまでも推測ですが。)

さて、今回の説明になりますランフラットタイヤ/システムとは、タイヤの空気圧が失われても所定のスピードで一定距離を安全に走行できるタイヤ/システムのことです。
(空気圧0kPa時に通常の使用条件下において80km/h以下で80kmまで走行可能)

■急なパンク時でも、所定のスピードで一定距離を安全に走行でき、路上でのタイヤ交換をする必要がなくなります。
■スペアタイヤが不要になり、トランク(荷物)スペースをより有効に活用することができます。
■タイヤのサイド部を補強したRFT等が現在最も普及しております。

サイド補強型ランフラットタイヤ(RFT等)とは、空気漏れが起きた場合、タイヤ自体が車輌を支えるために、タイヤのサイドウォールを強化したタイヤです。このRFTは、低偏平率のタイヤを装着した乗用車、例えばスポーツカーなどに最適のシステムです。

通常、これらはタイヤ交換作業において専用のタイヤチェンジャーが必要となります。

 
今回はNEW BMW5シリーズの純正オプションのランフラットタイヤとホイールについて説明いたします。
タイヤサイズは225/50R-17になります。(ダンロップ製)

ランフラット専用ホイールということですが、通常のタイヤも使用可能ということです。
今回、あるディーラーの依頼で作業することになり、この作業を説明したいと思います。

エアーを抜き、ビード部を落とした状態。

チェンジャーにマウントします。

厚みのあるフランジ部。 通常の3倍位あります。

ノーマルホイールとは違い、タイヤビード部をドロップセンターに落とし込むのは非常に困難。

外されたホイールをよく見てみると

強化されたフランジ。上下ともに分厚いリブが付いています。(パンクしたタイヤが外れないよう工夫してあります。)

外したタイヤはサイドからビード部にかけ分厚く造られています。(非常に硬いです。)

今回は通常市販されているスタッドレスタイヤを装着します。

全く問題なく装着できました。

注意事項ですが、この場合はもちろんランフラットタイヤではありませんので、パンクした場合はすぐにスペアタイヤとの交換が必要になります。 通常、純正オプションのランフラットタイヤを選んだ場合は車両にスペアタイヤが積んでない場合がありますので事前に確認されてからの交換をお勧めします。