ブログアーカイブ

ミシュラン XWX の秘密

入荷したばかりのミシュランXWX。
ミシュラン社はヴィンテージカー専用タイヤとして現在も少数ですが生産しております。
もちろんキャラクターのビブ君もトレッドのあちこちに散見できます。
ショルダーのトレッドに刻まれた溝の形状、このMはミシュランから取ってあるのでしょうネ〜。

さてこのタイヤ、現在でも通用するほどの高性能を誇ります。
現にアウトバーン、アウトストラーダを高速疾走するヴィンテージスポーツカーの殆どはこれ以外ありえないと思います。
70シリーズのタイヤとしてはグリップ力も非常に高く、スポーツ走行から一般走行までこなしてしまいます。
私が初めて見たのは1970初頭だと思いますが、(子供ながらにタイヤには非常に興味がありました。)
確かマセラティ ボーラとランボルギーニ カウンタックLP400という当時のスーパーカーに付いていました。

しかし40年も同じタイヤを造り続けるという姿勢には頭が下がります。

レグノ ER33

今日はセルシオ UCF31に新車用タイヤ レグノER33 225/55R-17を4本装着しました。
このER33ですが、新車用タイヤですのでカタログには載っておりませんが..
もちろん今も生産しております! (ありがとうございました。)

実はレグノGR-9000と比較した場合、こちらのタイヤの方が耐摩耗性に優れております。
このようなオーダーにも対応しておりますので、ご購入予定の方、ぜひ一度ご相談下さい。

プライマシーLCとレグノGR9000の比較

先日、ミシュランタイヤの○○様から連絡がありました。

「タイヤの試乗会がありますが、どうですか?」
「タイヤはミシュラン プライマシーLC とブリヂストン レグノGR9000になります.. 」

2台の同じ車、両方のタイヤを同条件で比較できるそうで、願ってもないお誘いです!

という訳で、28日(日)に比較試乗(一般道路にて)に参加させていただきました。

車両はトヨタ マークX(2台)を使用します。

レグノGR9000のサイドビュー

もう一台のトヨタ マークXにはミシュラン プライマシーLC が..

ミシュラン プライマシーLCのサイドビュー

プライマシーLCのトレッドデザイン

用意された車は TOYOTA MARK X でこれはスタンダードモデル、
タイヤサイズはどちらも 215/60R-16 95V 、もちろん新品タイヤでの比較となります。

私は始めにレグノGR9000を試乗、次にプライマシーLCをテストしました。
非常に興味のあるテストなので全神経を集中してのドライビングです。 
(路面は今回はドライでした。)

..さて、結果報告ですが

※静粛性 
どちらのモデルも素晴しく消音効果が効いており、静かでほぼ大差ないレベル。
しいて言えば路面の繋ぎ目(段差)を通過した場合の音(トン、トンという音)ですがレグノGR9000の高周波の音が若干気になるくらいでした。

※ハンドリング 
ミシュラン プライマシーLC に比べてレグノGR9000の方が初期応答性が鋭い感じです。
これは好みの分かれるところと思いますが、低中速域でのクイックなハンドリングはレグノGR9000、が楽しめると思います。
でも逆に高速道路ではこれが少し過敏な傾向になるかもしれません。

プライマシーLCはとてもマイルドなセッティングで レグノに比べますと若干ハンドルも重めですが、これは長距離(又は高速時)にて本領を発揮すると思います。

※グリップレベル 
これは今回、一般道路のみのテストでしたのでここではほぼ大差ないレベル。
峠とかでしたらはっきりと判るのですが..  (試してみたいところです。)

先ほどお話しましたハンドルの重さですが、両方とも新品のタイヤなのにミシュラン プライマシーLCの方が若干ですが重く感じました。接地性が良いせいもあるかと思います。

※乗り心地   
どちらのモデルも素晴しくほぼ大差ないレベル。もちろん快適な乗り心地です。
しいて言えばレグノGR9000の方が若干ですがザラットした感じですがもちろん違和感はありません。
プライマシーLC はレグノGR9000に比べ、しっとり感が強かったかな.. と思いました。

======================
以上、あくまでも個人的な感想になりましたが、ぜひご購入の際の目安になればと思います。

最後になりますが、○○様、スタッフの皆様、素晴しい企画でした。
本当にありがとうございました。

レクサスの秘密。

レクサスシリーズのタイヤホイールには空気圧センサーが付いている事があります。

さて.. タイヤを外してみますと.. (黒いプラスティック製の部品がそうです。)
このようにエアバルブの裏側にはパシフィック製タイヤ空気圧センサーが付いています。
タイヤ交換時にはセンサーに触れないよう、十分に注意して作業を行います。

このセンサー、走行時に空気圧が低下しますとここからコクピットに信号を送り、ドライバーに知らせる仕組みですが、実は4,5年程度でリチウム電池を交換しなければならないようです。
又、水分が含んだエアーを充填しますと誤動作の原因になりますのでご注意を..

今回、LEXUS GS430 に新車用 ADVAN A10E 245/40R-18 4本ご購入いただきました。
○○様、いつもありがとうございます。

承認タイヤ

この処、ゴールデンウィーク前ということで多数のご予約、又ご来店いただき誠にありがとうございます。 

早速、本日ポルシェ996にお乗りのK様にタイヤご購入いただきました。
装着タイヤはピレリ P ZERO ROSSO N3 255/40R-17、Nマーク付きポルシェ承認タイヤです。
(ありがとうございます。)

さて承認タイヤ.. (よく聞かれますので)この場をお借りして説明をさせていただきます。
各タイヤメーカーは現在、採算を度外視してまで各種指定タイヤを開発、生産しております。
(これらを承認又は認証タイヤと呼んでおります。)
この承認タイヤ、通常タイヤのサイドウォールに刻印があるので判りますが、
特にポルシェ用 N、 BENZ用 MO、 BMW用 ☆、等が有名です。
その他、フェラーリ用 K、 AUDI用 これはAO、又はRO、等があります。
このマーキング付きタイヤ、実は気の遠くなるようなテストにおいて合格したいわば専用タイヤでもあるのです。

これらは通常のタイヤに比べ 特に精度、高速安定性、耐摩耗性に優れた特性があるということでしょう。
自動車メーカーとタイヤメーカーが一致協力し合格点が与えられた事により製造され、この技術承認されたタイヤはまさに優等生といっても良いと思います。

又、スーパースポーツカーやハイパフォーマンスカーの場合、ただ単なるタイヤという簡単な意味合いでなく、高速安定性重視のために横剛性(ビード部やサイドウォール部)が強化されたものが多く、さらに真円度が高くなるよう設計されており、実は最重要部品に指定されております。
特に一番厳格であると言われているポルシェ社におきまして、承認タイヤは同サイズの通常品より真円度の誤差の許容範囲をつねに厳しく徹底しているとの事です。
(これは以前1988年頃に独シュツットガルト ポルシェ本社にてお聞きしました。)

有名な話ではドイツ本国において、ポルシェに指定ではないタイヤを装着した場合、特に高速道路の事故において保険金が支払われない事がある。 という事例がある程です。

逆にタイヤメーカーはこれらのハイパフォーマンスカーの純正指定に選ばれる事で、ある意味でイメージアップ等に繋がるのかもしれません。

ピレリ スリック DM

ピレリのサーキット用レーシングタイヤですが、D3コンパウンドからDMに変わりました。
コンマ何秒を争うコンペティションの世界ではタイヤ選択は特に重要です。
非現実かと思われるかもしれません。 ディンプルの深さは実に約3〜4ミリ。
マシンのパフォーマンスだけでなく、パイロットのテクニック、デリケートなタイヤ選択が勝利をもたらします。
レーシングスピードでは数時間しかもたない高価なタイヤですが、レーシングマシンには必須なのです。

タイヤラボ クオリティ

私達はタイヤを交換する場合、お客様の大切なホイールを
手作業でひとつひとつ丁寧に点検、清掃(クリーニング)しております。
特に使用済みのタイヤを外して点検してみますと、多く見られるのが
注1)ホイールのリムフランジ部に固着する頑固な黒いゴムスラッジ。
主にブレーキの熱により付着し硬化してしまいます。
これを綺麗にクリーニングすることにより、エアー漏れや高度なホイールバランスを実現しております。

注1)ホイールのリムフランジ部 *タイヤビード部の接合する大切な部分。

スーパースポーツカー

スーパースポーツカーのセンターロックの締め付け作業です。
スペシャルオーダーのプリセット型のトルクレンチ、大人2人がかりで作業します。

フェラーリ F40 を守るのはタイヤです。

そのタイヤを守るのはただ一つだけのスピナー。

私たちは安全確実を一番と考えております。

タイヤラボ

バルブトラブル

タイヤホイールの要、このエアーバルブですが.. 最近、トラブルが特に増えてきております。
ブレーキの熱や経年劣化がエアー漏れの原因とされているようです。

出来れば走行3万キロ、もしくは3年で交換をお勧めします。

センターロック

センターロック式のレーシングホイールですが、裏側には穴が沢山空いています。
これはレンコン状の回転式弾倉、リボルバー式のようにも見えますが、
これですと装着の際、いちいち合わせる時間が省けるのです。

数秒を争うレーシングカーには必需品なのですね。