例年通りですが、ここ最近は年末にかけてスタッドレス時期もあり、タイヤの動きも活発になってきております。
(ご予約、ご注文ありがとうございます。)
さて、久々にイタリア旅行に行きたいな〜(円高ですし)、と思っておりましたら
今日は WAUUさんからお便りが届きました。
えっ、豪華旅行券ではなく、写真ですが.. (素晴しい写真いつもありがとうございます。)
モデナのマラネッロ(マラネロ)にあります、フェラーリミュージアム(ガレリア・フェラーリ)の写真です。
ご存知、マラネッロといえばフェラーリの聖地ですが興味のある方はぜひ行ってみてください!
私は8年前にレンタカーで行ったきりですが、(話を聞きましたら)昔とは全く違い何だか凄いのだそう..
という訳で、フェラーリ特集です。(ティフォシの皆様はぜひお見逃しなく!)
今回はフェラーリF430 タイヤ交換のご報告です。
交換するタイヤはブリヂストン ポテンザRE050 OE SPEC 225/35ZR-19 84Y、285/35ZR-19 99Y です。
前回と同じくポテンザRE050 の交換となりました。(OE SPEC は新車用タイヤの意味です。)
このポテンザRE050 OE SPEC はF430の承認タイヤであり、ブリヂストンタイヤの自信作ともいえるもので
ご存知の通り、特にスーパースポーツカー等に標準装着として認められております。
ハンドリングと快適性を両立したプレミアムスポーツタイヤであり、高次元にバランスの良いタイヤですね。
○○様、この度はご購入ありがとうございました。
本日は Ferrari(フェラーリ) 430 スクーデリアのお客様に (先日ご紹介のNEWタイヤ)
PIRELLI P ZERO™ TROFEO (ピレリ ピー・ゼロ トロフェオ)を装着させていただきました。
タイヤサイズは F 235/35ZR-19 XL 91Y、R 285/35ZR-19 XL 103Y になります。
(画像では全てはお見せ出来ませんが、独自のタイヤフィッティング作業がございます。)
フロントタイヤ 235/35ZR-19 XL 91Y。ビード部にストレスが掛からないように作業します。
タイヤ、ホイールの相性を探し、何度かずらしながら最良の状態を探します。
ホイールバランス調整。上からユニフォミティーをチェック。
今度は斜め方向からです。タイヤに振れが出ていないか何度もチェックします。
真横からユニフォミティーをチェック。その後バランスウェイトを貼り付けます。
今度はリアタイヤ 285/35ZR-19 XL 103Y。
以外にもSタイヤの中ではサイドウォールは柔らかめです。
カールシェンク製ホイールバランサーにマウントします。
タイヤの縦ミゾがくっきりと見えることが重要です。
バランスウェイトを貼り付けた後、これでマッチングバランスが完了です。
今までの P ZERO CORSA ですとこのサイズは設定が無く、サーキット、スポーツ走行をされるお客様からは
純正タイヤの P ZERO CORSA SYSTEM (コルサ システム)では役不足ということを度々聞いておりましたので、
この新セミ・レーシングタイヤ P ZERO™ TROFEO は強いパートナーとなりそうです。
噂には聞いておりましたが、このタイヤでサーキットを全開走行された方の感想では..
「このP ZERO TROFEO、コントロール性は勿論の事、恐るべしラップタイム!」 なのだそうです!
(現在 P ZERO™ TROFEO はレーシングタイヤ P ZERO スリックと同じ生産国 Turkey、トルコ製です。)
これは正しく時速300kmを安全にコントロールできるタイヤ.. ということなのでしょう。
私も機会があれば、ぜひ試してみたいと思います。
○○様、この度はご購入ありがとうございました。
F 235/35ZR-19 XL 91Y
R 285/35ZR-19 XL 103Y
フロントタイヤのサイドビュー
リアタイヤのサイドビュー
ピレリ P ZERO™ TROFEO (ピー・ゼロ トロフェオ) 。 「勝利のためのタイヤ」
これはスーパースポーツカー専用(ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、BMW、etc..)タイヤということで
今年の5月から既に先行輸入されています。
P-ZEROシリーズの中でもドライグリップを追求したセミレーシングタイヤ、P-ZERO CORSA 及びP-ZERO C の後継モデルとして位置するタイヤという事になります。(現在は18、19インチのみの生産となっております。)
一言で言えば、公道走行可能な新セミ・レーシングタイヤ。公道を走行可能である究極のSタイヤなんです。
しかも説明によりますと、原材料からアロマティック・オイルを排除したことにより世界的な環境問題にも配慮しているそうです。
画像のタイヤですが、
フェラーリ430スクーデリア用 F(フロント)235/35ZR-19 XL 91Y、R(リア) 285/35ZR-19 XL 103Y になります。
このタイヤはすでに弊社では数台交換を済ませておりますが、まず特徴としては驚くほど軽く出来ているのです。
(P ZERO CORSA と比べますと差は歴然です。)
そして高速走安性を追求し、浅溝設計になっています。
縦溝の一番深いところで約5ミリ。外側トレッドの細長いディンプルで実に約2.5ミリ程です。
興味深いことに製造国はTurkey(トルコ製)で、あのピレリ P ZERO スリックも同じトルコ製ですから
もしかすると設計、内部構造も一部共有しているのかもしれません。
これは P ZERO スリックの公道用と考えるのが自然でしょうか。
ここだけの話ですが.. ホイールにフィッティングした感触は今までにない感覚。
ホイールバランスも恐ろしくゼロに近く、軽量、浅溝設計(実質約5ミリ)の効果があるのでしょうか、
まあ非現実かもしれませんが、これは正しく時速300kmが日常可能なタイヤであると思います。
そしてこの新次元のスポーツタイヤ、コントロール性はもとより、ラップタイム等は飛躍的に向上することでしょう。
又、ホイールへのタイヤの装着時においても、ビード部分の独特な寸法や新開発の材料の採用によりリムとの勘合がより強固なものになっており、驚くことに弊社が確認したところ、メーカーから指定された約2バール前後での空気圧において通常のSタイヤに見られるホイールとタイヤの位置ズレは未だ確認出来ておりません。
つまりメーカーが発表する
「ピレリ P ZERO™ TROFEO はその性能を発揮させるために特別に圧力を上げる必要はありません。」
というのは事実です。
7/28 現在のサイズリストです。
・225/40ZR18 ボクスター(F)
・235/40ZR18 911 GT3RS / GT2/ボクスター/ケイマン(F)
・245/40ZR18 ランサー EVOX / WRX Sti
・265/40ZR18 ボクスター/ケイマン(R)
・265/35ZR18 ボクスター(R)
・295/30ZR18 911 GT3RS(R)
・255/40ZR19 BMW M5 / M6 (F)
・225/35ZR19 F430(F)
・235/35ZR19 F430 / 430スクーデリア / 911 GT3RS / GT2 / ケイマン /ランボルギーニガヤルド(F)
・245/35ZR19 BMW M3(F)
・265/35ZR19 BMW M3(R)
・285/35ZR19 F430 / 360チャレンジ / 430スクーデリア / BMW M5・M6
・295/30ZR19 ランボルギーニガヤルド(R)
・305/30ZR19 911 GT3RS(R)
・325/30ZR19 911 GT2(R)
ぜひ、お問い合わせ下さい。
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さて、気になる話題ですが..
先月の6月23日、ミラノにおける記者会見で何と2011年からのF1の単独(供給)サプライヤーに決定。
ピレリのF1復帰。これは将来を見据えた活動ということですが、実に何年ぶりでしょうか。
このF1へのタイヤ単独供給に関するプレスリリースによりますと
FIA世界モータースポーツ評議会は現行のF1レギュレーションを修正し、
ピレリは新たに6種類のタイヤをチームに供給。それは様々なドライ路面に適応するように
コンパウンドの異なる4種類のスリックタイヤ、ヘビーレイン用のレインタイヤ、
そして、濡れた路面やライトレイン用のインターミディエイトの計6種類になるとの事。
今後はF1そしてピレリから目が離れなくなりそうです。
WAUUさんから不思議な車の写真をいただきました!
今年初めに海でマンタ(オニイトマキエイ)と遭遇したそうですが、なんと地上でも..
黒い物体はご存知、ランボルギーニ ガヤルド。(ミラノでしょうか?) やはり現地でみると格別ですね。
タイヤはピレリ P ZERO CORSA が装着されています。
WAUUさん、いつもありがとうございます。
本日、メルセデス・ベンツ E55 AMG ステーションワゴンのタイヤ交換作業を実施しました。
タイヤはミシュランの最新作、プレミアムスポーツタイヤ Pilot sport 3 265/35R-18 97Y XL です。
見積もりの段階でほぼ同額であり、今まで使用していたPilot sport PS2 から 3 に交換となりました。
(Fタイヤはまだ溝があるため、今回はリアタイヤのみです。)
やはりこのクラスになりますとパワーがあるだけに駆動輪のタイヤの磨耗は想像以上に早く注意が必要です。注)
<さて本題に入りますが、ここで メルセデス・ベンツ AMG E55のホイールバランスをご説明いたします。>
タイヤ交換時に特に注意しなければならない事ですが..
タイヤ・ホイールのマッチングを探し(位置ずらし)、組み換え作業を何度か行い、一番ベストな状態にします。
このマッチングバランスは高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいては大変効果があります。
Pilot sport 3 は以前に比べ、内部構造の見直しによりビードの上がり具合が非常に良くなった印象です。
もちろん今回の作業では真円度、ユニフォミティに関していずれも申し分なく合格点でした。
ホイールバランス調整。 以前ご説明の通り、タイヤ交換を行う際には必須の作業でもありますが、高性能タイヤに関しては非常にデリケートな作業です。 タイヤ組み付け精度がとても重要で、不完全な場合はいくらコンピュータ上でゼロにしても駄目なのです。
詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。
余談ですが、何度タイヤを交換しても振動が気になり、やむなくポルシェを売却されたという話を聞いた事があります。
上に開いた窓からユニフォミティをチェック。
回転しているタイヤに注目。タイヤのタテ溝が鮮明に確認出来ます。 ブレが無いのが判りますか?
(これは撮影のため安全装置を外した状態。)
この独カールシェンク社製のバランサーはユニークな水平回転型で、取り付け(装着)誤差の発生が少なく世界最高の精度を可能にしています。
とても高価ですがポルシェ社指定ということで、実は弊社では30年以上も前から同メーカーを数多く愛用しております。
もちろんこの測定器はAMG だけでなく、ポルシェ、フェラーリ、BENZ(ベンツ)、BMW、AUDI(アウディ)等の高性能車をドイツのアウトバーン(Autobahn)にて速度無制限で巡航走行可能にするために設計されたものであります。
宣伝にはなりましたが、高性能タイヤ購入時にはぜひご用命下さればと思います。
弊社のこだわりはタイヤ組み付けに妥協せず、最高のホイールバランスを提供することであります。
それは本物志向への飽くなき追求であり、その車本来の性能を引き出すということが重要と考えております。
オーナー様、ご協力(ご購入)ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
注)E55 AMG (カタログデータ)
総排気量 5,438cc エンジン種類 SOHC V型8気筒スーパーチャージャー
最高出力 476ps/6,100rpm 最大トルク 71.4kgm/2,650rpm
ピレリP7。 といえば1964年生まれの私にとってはとても感慨深いものがあります。
まず衝撃を受けたのが、当時あのスーパーカーブームの最中の事でした..
有名な漫画家の先生が家(タイヤ屋)にふらりと立ち寄って下さったのです。
初めて目の前にする純白のポルシェ930ターボ。 その足元には.. (1976年頃だったと思います。)
P7。1970年〜1980年代の超扁平タイヤの代名詞でもあり、発売から凄いタイヤであったと思います。
確か1974年のパリ・サロンでグリーンメタリックに塗られたポルシェ911(930) カレラターボ。
プロトタイプのこの車には新開発の幅広のピレリP7を履くために大きく張り出した前後のオーバーフェンダー..
<幅広のピレリP7を履くために!ここが重要です。>
そこには空気が入っていない様な薄〜いペッタンコのタイヤ.. 50タイヤであったと思います。
(当時はまだ70扁平のタイヤが最高といわれた時代です。)
スーパーカー世代の私には強烈な印象でした。
(その他、ランチア・ストラトス.アリタリアのレース仕様車、ランボルギーニ・カウンタック LP5000S QV 等に付いていました。)
あともう一つ.. ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
ピレリP7の伝説といえば、G.光永氏のデトマソ・パンテーラ。
1981年11月 谷田部テストコース最高速テストにて、ついにその車は時速300kmの壁を破り 307.69kmを記録
(ドライバーは高橋国光氏) その時装着していたタイヤがピレリP7であったことを憶えています。
もう昔の話ですが..
私はいつかこれを履いてみようと念願の免許を取り、親父の下でせっせと仕事をして2年後にはついに
念願のピレリP7..やっと買うことが出来ました。
もちろん当時としてはグリップレベルも非常に高く、しかも滑り出しが穏やかで素晴しいコントロール性に驚きました。 二十歳の頃でしたが、いや〜、感激でした。(涙)
これはカウンタック用リアタイヤ P ZEROシステム アシンメトリコ 345/35ZR-15になります。
キングオブキング。 ピレリのP7はその後40年を経てどのように変貌したのでしょうか。
現在に至ってはピレリの超高性能タイヤはP-ZEROシリーズにバトンタッチ。
いつも間にかP7は消えてしまったのですが、2001年にP7の名が復活、コンフォート性にも考慮した製品に変わり、その後2010年今回発表された<P7 チントゥラート>という、プラス環境にも配慮したものに変貌を遂げたのです。
何と言っても一つのブランドを40年に渡り生産し続けているというのも素晴しいですが、
ひとつのタイヤをその時代に合わせて改良、そして提供し続けているというピレリの姿勢には驚くばかりです。
前回ご覧いただきましたレース用タイヤ ピレリ スリックですが、このリア用のタイヤをご覧下さい。
タイヤサイズは 295/680-19、 横一列に5つのディンプル(穴)が並んで空いていますね。
よく見るとこのディンプルの深さは左から右へ向かって浅くなっているのです。
デプスゲージで深さを計測してみたところ、左から2.5、2.0、1.5、1.0、0.5ミリ。コンマ5ミリずつでした!
このアイディアは素晴しいと思います。レース用だけでなく一般タイヤにも応用できるのではないでしょうか。
並べて空けることにより、今現在タイヤがどれくらい磨耗しているか一目瞭然です。
先週の台風上陸、これにはビックリしました。
会社の近く(5km位!)を通過したものですから。 竜巻が..!
さて今回、こんなタイヤもあるのですということで
スリックタイヤをご紹介します。(もちろん競技用です!)
横浜ゴムのA005 というコードネームを持ったこのタイヤ
サーキットでは素晴しいタイムを叩き出すそうです。
イメージではこんなカンジでしょうか。
今日はフェラーリ360モデナ タイヤ交換のご報告です。
まず、精悍な黒のボディ、凄みがあって何とも素敵ですね〜。
外見は360チャレスト(チャレンジストラダーレ)というより、レースカーの360チャレンジに見えますが..
BBS レーシングホイール装着ということでお尋ねしましたら、実はサーキット走行もされるそうです。
ホイールを外してみましたら、至るところにレーシングパーツが..!
今回はリアタイヤのみ交換(P ZERO ROSSO 295/35R-18 2本)となりましたが、約1万kmでの交換だそうです。
○○様、ご購入ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。