フェラーリ、ポルシェによくあります、置きっ放し、放置状態によるタイヤの変形。
1ヶ月以上車を(放置したり)動かしていないと、接地面が変形してしまいます。
これはタイヤ内部のスチールコードに癖がついて元に戻らなくなる現象ですね。
高速走行時に車体やハンドルが振れだして、始めて気付きます。
タイヤの内部のコード部分(スチールコード等)が変形する事によるフラットスポットです。
これはタイヤが歪んでいて、通常はホイールバランス調整をしても振動は消えません。
しばらく走っていれば元に戻る場合もありますが、やはり難しいことが多いです。
(この場合、タイヤを新品に交換すれば良いのですが..)
乗らない場合でも、出来る限り車を移動するなり、タイヤにダメージをかけない事が懸命です。
又、一般に聞きます「フラットスポット」の場合、
これはタイヤトレッドの一部が極端に磨耗することにより起こる現象です。
このケースも、ホイールバランス調整をしてもまず振動は消えません。
一般にタイヤのブレーキロックが一番の原因と考えられますが、
サーキット走行等により今の最新のABSが装着されている車両でも起こることがあります。
(具体的にはオーバースピードにてコーナーに進入したケース等にみられます)
軽い場合はもちろんタイヤ磨耗により消える場合がありますが、期待外れのケースも..
特にフロント(前)に生じた場合は速やかにタイヤ交換が望ましいと思います。
今回、タイヤラボのこだわりと題して当社の特徴 タイヤ交換を新しくリニューアルいたしました。
特に高性能タイヤを購入予定の方、ぜひご覧下さい。 (画像はフェラーリF430タイヤ交換です。)
今回ご紹介のタイヤはブリヂストン ポテンザRE050 RFT(ランフラット・タイヤ)です。
装着する車両はBMW 135iクーペ M-Sport。(名車2002ターボの再来といわれるスポーツクーペです。)
リアタイヤはまだ溝が残っていたため、今回はフロントのみですので同じタイヤとなりました。
タイヤサイズは 215/40R-18 85Y です。
さてこのタイヤにあります☆印(スターマーキング付き)ですが、以前、承認タイヤにてご説明したと思いますが
これはBMW承認タイヤの証であり、又数多く純正装着されている専用設計タイヤになります。
○○様、ご購入ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
注)承認タイヤそしてランフラットタイヤについてはこちらにご説明があります
ポルシェ993GT2、タイヤ交換作業のクルー
左が993ターボ用 285/30ZR-18(リア)、右が997 カレラS用 295/30ZR-19(リア)になります。
年式やモデルによりタイヤトレッド幅(太さ)もそうですが、外径が全く違います。
前回ご説明の通り、ポルシェ(PORSCHE)承認タイヤですが
一昔前(25年程前)まではポルシェサイズといえば F 205/55R-16、R 225/50R-16 がスタンダードサイズであり、
それでも当時ではとても太くて高価なタイヤ.. というイメージが強い印象でした。
さて、現在は各モデルごと、そしてF,Rサイズが異なる場合がある為、タイヤメーカーはこれらすべてを揃えなければならない訳で、製造年式(イヤーモデル)等を考慮しますと現在生産している例ではミシュランタイヤの場合、約25サイズが必要となるのです。
勿論、20年以上前の絶版タイヤサイズを含めますと約10サイズが追加になり、現在生産されていればこれは大変なラインナップになると思います。(ミシュランタイヤの場合)
ポルシェ(PORSCHE)承認タイヤの特徴ですが、一言で言えばポルシェパーツの一部という事でしょう。
特にビード部、サイドウォール、トレッド部の剛性が通常品よりも高く、精度も厳密に管理されています。
回転しているタイヤに注目。タイヤのタテ溝が鮮明に確認出来ます。 ブレが無いのが判りますか?
(これは撮影のため安全装置を外した状態。)
上に開いた窓からユニフォミティをチェック。
<前回に続き、ここで ポルシェ911(993)ターボのホイールバランスをご説明いたします。>
高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいては大変効果があるマッチングバランス調整を行ないます。
(タイヤ・ホイールのマッチングを探し(位置ずらし)、組み換え作業を何度か行い、一番ベストな状態にします。)
タイヤ組み付け精度がとても重要で、これには熟練の技が必要となります。
具体的に説明しますと時速200km、そして時速300km+OVERの場合、タイヤホイールに求められる真円度、精度は想像をはるかに超えるものであり、細心の注意が必要です。
詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。
弊社が独カールシェンク社製のバランサー(水平回転型)にこだわるのもポルシェ社指定ということだけでなく
実際に時速300km+OVER 可能なフェラーリ、ランボルギーニにも対応できる機種ということで導入しております。
1988年にポルシェ959が発売され、時速300kmオーバーが現実となり、今で言うランフラットタイヤ(当時はデンロックタイヤと言いましたが)が標準装着、当時の自動車業界では革命というくらいの衝撃がありました。
..と同時にその頃、ポルシェファンである私がシュトゥットガルト(Stuttgart)ポルシェ本社に行く事があり、
実際に確認したところ、指定のホイールバランサーがこのカールシェンク社製のバランサーでした。
タイヤラボのこだわりはタイヤ組み付けに妥協せず、最高のホイールバランスを提供することであります。
それは本物志向への飽くなき追求であり、その車本来の性能を引き出すということが重要と考えております。
今回ご紹介のタイヤは、ミシュラン Pilot sport PS2 (パイロット スポーツ ピーエスツー)N3です。
このタイヤはご存知ポルシェに多く装着されている高性能タイヤのベストセラーモデルで
専用のNマーキング付ですから承認タイヤとなります。
(これはポルシェ承認タイヤの証であり、PORSCHEに数多く純正装着されている専用設計のタイヤであります。)
さて、Nの次に表示される数字ですが、装着するポルシェのモデルや承認された時期を明確にするためでしょうか
通常はNO,N1,N2,N3,N4.. という順で表示されます。 (同サイズでも仕様が異なるため数字で明記しています。)
恐らく厳格なポルシェ社の基準を満たすためにこのような方法をとったものであると思われます。
今回装着する車両はポルシェ993ターボ。タイヤサイズは F 225/40ZR-18 88Y N3, R 285/30ZR-18 93Y N3
(トレッドはアウターとインナーで違うタイプで非対称パターン。リアタイヤは285サイズですので6リブパターンになります。)
今まで使用していたタイヤはブリヂストン S-02 N-2バージョンであり、
当時はポルシェ専用タイヤとして承認され911(993)ターボ等に数多く装着されていました。
外したタイヤですが、特にリアタイヤの残ミゾは約1〜2ミリ弱で、そろそろ交換.. といったところでした。
(因みに法定では残溝が1.6mm以下のタイヤを使用しての走行は不可となっています。)
以前ご説明の通り、通常このクラスのハイパフォーマンスカーの場合、ポルシェ、BMW、BENZ等もそうですが
残ミゾ3.0mmでのタイヤ交換を強く推奨しているようです。
又、高出力のリアエンジンであるが故にエンジン周りの発熱量も高く、熱によるタイヤの劣化も早いようです。
尚、HP,当社の特徴にもありますが、特に高性能タイヤに関して
現在はメーカーの協力もあり、新しいものがその都度入荷しておりますので在庫数は調整しております。
弊社はお客様に一番ベストなものを考え、ご満足いただけるよう日々努力しております。
今回はお客様のご要望で☆ ☆ ユニフォミティチェック、応力分散式ホイールバランス調整を行いました。
(ホイール単体でのバランスチェック、ホイール洗浄を含みます)
○○様、ご購入ありがとうございました。
今回ご紹介のタイヤは、ピレリ P ZERO(ピー・ゼロ) RUN FLAT(ランフラット)タイヤです。
装着する車両はBMW525i(E60)5シリーズ。 タイヤサイズはF、R 共に 245/40R-18 93Y RUN FLAT です。
トレッドパターンは前回4/11の17インチ(205/50R-17)とはサイズ違いのため、スポーティな印象ですね。
前回、BMW 承認タイヤでもお話したと思いますが、(実は重要なお約束事なのですが.. )
BMWマニュアルによれば雨天時の走行を考慮し、残ミゾ3.0mmでのタイヤ交換を強く推奨しているようです。
さて、こちらのサイズは元々ピレリ社ではBMW承認(☆印、スターマーキング付き)の設定がないのですが、
実はこれピレリ社が新しく提案するBMW、アウディ(AUDI)、レクサス等のランフラットモデル全てに対応できるタイヤであるということです。 (この245/40R-18のサイズは対応する車種が多い為と思われます。)
又、このシリーズはサイドウォールの屈曲と熱の発生を抑えるSキューブ構造により非常に高度な設計であり、
個人的にもこの P ZEROはとてもBMWにマッチしたスポーティ、かつ快適なタイヤであると思います。
○○様、ご購入ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
注)承認タイヤそしてランフラットタイヤについてはこちらにご説明があります
ブリヂストン POTENZA(ポテンザ)S001
Continental ContiSportContact3 (コンチネンタル コンチスポーツコンタクト3)
プレミアムカー用のタイヤ、人気商品を比べてみました。
ブリヂストン POTENZA(ポテンザ)S001 と
Continental ContiSportContact3 (コンチネンタル コンチスポーツコンタクト3)です。
何故かトレッドパターンが似ていますね。
最近の傾向としましては、今流行の非対称トレッドパターン(外側と内側のデザインが違います。)が基本であり
明らかにトレッドブロックの間隔が広く、排水性を考慮したデザインが特徴であると思います。
今回ご紹介のタイヤは、ピレリ P ZERO(ピー・ゼロ)ランフラット・タイヤです。
最近はランフラットタイヤも次世代の新しいテクノロジーを搭載、以前のものと比べ
乗り心地やタイヤノイズ等がかなり改善され、とても良い製品に変わりつつあります。
今回装着する車両はBMW 120i(6AT)コンパクトハッチ「1シリーズ」。
タイヤサイズはF 205/50R-17 89V、R 225/45R17 91V です。
(リアタイヤはまだ溝が残っていたため、今回はフロントのみとなります。)
今まで使用していたタイヤは同メーカーのピレリ ユーフォリア。 実は同じランフラット・タイヤでしたが
新しくBMW承認タイヤにはピレリ P ZERO(ピー・ゼロ)ランフラットが設定があるため、このタイヤに交換となりました。 (☆印、スターマーキングの隣にランフラットタイヤの証であるRSCマークがあります。)
言い忘れましたが、最近のBMWの新車装着タイヤは実に7割位がランフラットタイヤになっていると思います。
さて、この☆印、スターマーキング付きですが、以前、承認タイヤにてご説明したと思いますが
これはBMW承認タイヤの証であり、注)BMWに数多く純正装着されている専用設計のタイヤなのです。
又、このピレリ P ZEROは(ユーフォリアに比べ)かなり改善されており、私も何度か試乗しておりますが
とてもBMWにマッチした非常にスポーティで快適なタイヤであると思います。
○○様、ご購入ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
注)承認タイヤはこちらにご説明があります
左が新品。右は残ミゾ約3ミリ弱のタイヤ。
今回ご紹介のタイヤは、ミシュラン Pilot sport PS2 (パイロット スポーツ ピーエスツー)です。
最近はPilot sports 3 の発表で何かと話題のミシュランタイヤですが、このPS2はすでに発売から数年が経ち
その間、新車用で認証を取得した自動車メーカーも数多くあり、世界中のスポーツカーの足となっています。
今回装着する車両はアウディRS4 アバントで、タイヤサイズは前後とも 255/35R-19 96Y XL RO1。
今まで使用していたタイヤもPilot sport 2 、アウディRS4専用でしたから今回も同じものとなりました。
外したタイヤですが、残ミゾは約2.6〜3ミリ弱で、そろそろ交換.. といったところでした。
(因みに法定では残溝が1.6mm以下のタイヤを使用しての走行は不可となっています。)
通常このクラスのハイパフォーマンスカーの場合、ポルシェ、BMW、BENZ等もそうですが
メーカーマニュアルによれば雨天時の走行を考慮し、残ミゾ3.0mmでのタイヤ交換を強く推奨しているようです。
さて、このROマーキング付きですが、以前、承認タイヤでご説明したと思いますが
これはアウディ承認タイヤの証であり、AUDIに数多く純正装着されている専用設計のタイヤなのです。
(その他、AOマーキング付がございます。)
事実、交換作業した感想ではタイヤユニフォミティ、ホイールバランス精度はやはり素晴しいものがあり、
流石に新車用として認められたものであると再認識した次第であります。
○○様、毎度ご購入ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。