ポルシェ911T(1972年式)+ ミシュラン XWX 185/70VR15 タイヤ交換

 

 

 

 

 

今日はポルシェ911T(1972年式) タイヤ交換のご報告です。

タイヤは純正指定のミシュラン XWX 185/70VR15で限定生産品となります。

この車両は非常に珍しく、当時の正規輸入車で三和(D車)物との事です。

ドアも金庫が閉まるかの如く、まさに新車の香りが残る素晴らしいコンディションでした。

 

○○様、この度はご購入ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

=================================================

 

ここで ミシュランXWXの特性についてご説明したいと思います。

 

このXWXの独特のトレッドパターンですが、これは一見、一昔前のスノータイヤの様にも思えます。
これは当時の特に荒れた路面や、石畳に落ち葉が積もった状態を含め、全てにおいて性能を発揮できるよう設計されたものであると考えます。
又、積雪(圧雪)に対しても安全に走ることができるという話も聞いたことがありますが、事実、多少の雪であればまず問題無いでしょう。

特筆すべき点ですが、タイヤが温まれば腰が砕けることなく横剛性の高い設計により、意外なほどの高いグリップ力を生みます。

1960~70年代のスーパーカー指定タイヤでもあり、勿論時速300㎞以上の高速テストに合格した唯一のタイヤでもあります。 (当時の過酷なタイヤテストでタイヤバーストすることなく、又、XWX以外のタイヤはトレッドが吹き飛んだとも聞いております。)

当時(1970年代)はタイヤのスピードレンジのMAX(上限)がVRレンジしか無かった為か実際に時速300㎞以上公表するスーパーカーもその殆どがこのタイヤで記録に挑んだ訳です。

このミシュランXWXの設計は40年以上も前になりますがヴィンテージカーには無くてはならないものであり、現代にも通用する高性能タイヤなのであります。

カテゴリー: タイヤQ&A, タイヤ見聞録 タグ: , , , パーマリンク