ユニフォミティマッチングバランス調整(UMB調整)について考察する②

ユニフォミティマッチングバランス調整(UMB調整)とは重量バランスを0するだけでなく

タイヤとホイールのマッチング(位相合わせ)をすることにより理想的な円運動を実現するための方法です。

 

重量バランスが0(ゼロ)であってもタイヤホイールが振れている場合は、まず好ましくはありません。

同時に真円に近い状態を造り出すことが重要です。 無振動(理想)に近づく事になります。

 

今回、ポルシェ純正ホイールにポルシェ承認タイヤ、ミシュラン PILOT SPORT CUP 2 (パイロット スポーツ カップ2)を例に挙げてみます。

 

世界最高精度のタイヤホイールでセッティングを行います。 

サイズは 295/30ZR20 (101Y) XL N1

 

エアバルブに付いているオレンジの部品はポルシェ純正TPMS空気圧センサー。

内部にバッテリーが入っており、通常は約5年で交換となりますが、7~8年は持つとの事です。

 

タイヤビード部に溜まったエアを逃がしながら密着させます。

組み付けのセッティングですが、タイヤメーカー及び種類により施工(作業)方法が違います。

セッティングはその中から一番良い方法を見つけ出す事が重要です。

 

この状態であれば理論上、時速350㎞位までは路面に吸い付くような感覚で走行できると思います。

 

バランスウエイトの重りはせいぜい時速70~80㎞位までに影響があるのですが、時速160㎞以上の場合は重量バランスの影響は少なくなります。

 

真円度が高ければ高いほど車体に感じる振動は比例して少なくなります。

逆に例えますと時速180㎞以上の場合、よほど重量バランスが不良でない限り走行には影響はありません。

 

ユニフォミティマッチングバランス調整(UMB調整)を行うことのメリットは

実際に転がり抵抗が少なくなるため、以下の効果が期待できるのです。

 

〇動力性能の向上

〇長距離の走行で疲労が少ない

〇燃費が向上する

〇ロードノイズが少ない

 

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