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コンチスポーツコンタクト3

サッカー ワールドカップ 2010.. 日本代表、本当にご苦労さまでした!
そういえば、タイヤメーカーがスポンサーとして出ていたのをご存知でしょうか?
オレンジ色の横断幕が印象的でしたが、Continental (コンチネンタル タイヤ)。何度も目に入りましたね〜。
ご存知、ヨーロッパの有名なタイヤメーカー(ドイツ)。中でも品質管理が徹底していることでも有名なんですよ。
ポルシェ、BMW、メルセデスベンツ(BENZ)等の純正装着でよく見かける方も多いと思います。
画像のタイヤは Continental ContiSportContact3 (コンチネンタル コンチスポーツコンタクト3)のサイドウォール。
これはチェッカーフラッグ、もしくはサッカーボールを意識したデザインですね〜。

ポルシェ(PORSCHE) ホイールバランス

回転しているタイヤに注目。タイヤのタテ溝が鮮明に確認出来ます。 ブレが無いのが判りますか?
(これは撮影のため安全装置を外した状態。)

上に開いた窓からユニフォミティをチェック。

<前回に続き、ここで ポルシェ911(993)ターボのホイールバランスをご説明いたします。>

高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいては大変効果があるマッチングバランス調整を行ないます。
(タイヤ・ホイールのマッチングを探し(位置ずらし)、組み換え作業を何度か行い、一番ベストな状態にします。)
タイヤ組み付け精度がとても重要で、これには熟練の技が必要となります。
具体的に説明しますと時速200km、そして時速300km+OVERの場合、タイヤホイールに求められる真円度、精度は想像をはるかに超えるものであり、細心の注意が必要です。

詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。

弊社が独カールシェンク社製のバランサー(水平回転型)にこだわるのもポルシェ社指定ということだけでなく
実際に時速300km+OVER 可能なフェラーリ、ランボルギーニにも対応できる機種ということで導入しております。

1988年にポルシェ959が発売され、時速300kmオーバーが現実となり、今で言うランフラットタイヤ(当時はデンロックタイヤと言いましたが)が標準装着、当時の自動車業界では革命というくらいの衝撃がありました。
..と同時にその頃、ポルシェファンである私がシュトゥットガルト(Stuttgart)ポルシェ本社に行く事があり、
実際に確認したところ、指定のホイールバランサーがこのカールシェンク社製のバランサーでした。

タイヤラボのこだわりはタイヤ組み付けに妥協せず、最高のホイールバランスを提供することであります。
それは本物志向への飽くなき追求であり、その車本来の性能を引き出すということが重要と考えております。

ポルシェ(PORSCHE)承認タイヤ交換

今回ご紹介のタイヤは、ミシュラン Pilot sport PS2 (パイロット スポーツ ピーエスツー)N3です。
このタイヤはご存知ポルシェに多く装着されている高性能タイヤのベストセラーモデルで
専用のNマーキング付ですから承認タイヤとなります。
(これはポルシェ承認タイヤの証であり、PORSCHEに数多く純正装着されている専用設計のタイヤであります。)

さて、Nの次に表示される数字ですが、装着するポルシェのモデルや承認された時期を明確にするためでしょうか
通常はNO,N1,N2,N3,N4.. という順で表示されます。 (同サイズでも仕様が異なるため数字で明記しています。)
恐らく厳格なポルシェ社の基準を満たすためにこのような方法をとったものであると思われます。

今回装着する車両はポルシェ993ターボ。タイヤサイズは F 225/40ZR-18 88Y N3, R 285/30ZR-18 93Y N3
(トレッドはアウターとインナーで違うタイプで非対称パターン。リアタイヤは285サイズですので6リブパターンになります。)

今まで使用していたタイヤはブリヂストン S-02 N-2バージョンであり、
当時はポルシェ専用タイヤとして承認され911(993)ターボ等に数多く装着されていました。
外したタイヤですが、特にリアタイヤの残ミゾは約1〜2ミリ弱で、そろそろ交換.. といったところでした。
(因みに法定では残溝が1.6mm以下のタイヤを使用しての走行は不可となっています。)
以前ご説明の通り、通常このクラスのハイパフォーマンスカーの場合、ポルシェ、BMW、BENZ等もそうですが
残ミゾ3.0mmでのタイヤ交換を強く推奨しているようです。
又、高出力のリアエンジンであるが故にエンジン周りの発熱量も高く、熱によるタイヤの劣化も早いようです。

尚、HP,当社の特徴にもありますが、特に高性能タイヤに関して
現在はメーカーの協力もあり、新しいものがその都度入荷しておりますので在庫数は調整しております。
弊社はお客様に一番ベストなものを考え、ご満足いただけるよう日々努力しております。

今回はお客様のご要望で☆ ☆ ユニフォミティチェック、応力分散式ホイールバランス調整を行いました。
(ホイール単体でのバランスチェック、ホイール洗浄を含みます)
○○様、ご購入ありがとうございました。

ポルシェ カイエンターボ + ミシュラン LATITUDE Sport(ラティチュード スポーツ) タイヤ交換

ミシュランパイロットスポーツ同様、タイヤ内部の表面(インナーライナー)は非常に丁寧な仕上がりです。

今回ご紹介のタイヤはミシュラン LATITUDE Sport (ラティチュード スポーツ)21インチです。
交換はリアタイヤ2本ですので同じタイヤの交換となります。

装着するのはポルシェ カイエンターボ。 タイヤサイズは 295/35R-21 107Y NO になります。
(トレッドはアウターとインナーで違うタイプで非対称パターン。295サイズですので6リブパターンになります。)
このタイヤはポルシェに多く装着されている高性能タイヤのベストセラーモデルで専用のNOマーキング付ですから承認タイヤとなります。
さて、上の画像の説明にもありますが、ミシュランタイヤの場合、パイロットスポーツシリーズ(特にPS2)は
高速走行を考慮し、タイヤ内部の表面(インナーライナー)がつるつるに仕上げられており、とても完成度の高いタイヤであると思います。
又、気密性が良いためか他メーカーに比べ空気圧の減り具合が少ないように感じます。
尚、同時に今回はホイールバランスも完璧に調整いたしました。
○○様、ご購入ありがとうございました。

AMG メルセデス・ベンツ ホイールバランス調整

本日、メルセデス・ベンツ E55 AMG ステーションワゴンのタイヤ交換作業を実施しました。
タイヤはミシュランの最新作、プレミアムスポーツタイヤ Pilot sport 3 265/35R-18 97Y XL です。
見積もりの段階でほぼ同額であり、今まで使用していたPilot sport PS2 から 3 に交換となりました。
(Fタイヤはまだ溝があるため、今回はリアタイヤのみです。)

やはりこのクラスになりますとパワーがあるだけに駆動輪のタイヤの磨耗は想像以上に早く注意が必要です。注)

<さて本題に入りますが、ここで メルセデス・ベンツ AMG E55のホイールバランスをご説明いたします。>

タイヤ交換時に特に注意しなければならない事ですが..
タイヤ・ホイールのマッチングを探し(位置ずらし)、組み換え作業を何度か行い、一番ベストな状態にします。
このマッチングバランスは高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいては大変効果があります。

Pilot sport 3 は以前に比べ、内部構造の見直しによりビードの上がり具合が非常に良くなった印象です。
もちろん今回の作業では真円度、ユニフォミティに関していずれも申し分なく合格点でした。

ホイールバランス調整。 以前ご説明の通り、タイヤ交換を行う際には必須の作業でもありますが、高性能タイヤに関しては非常にデリケートな作業です。 タイヤ組み付け精度がとても重要で、不完全な場合はいくらコンピュータ上でゼロにしても駄目なのです。
詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。

余談ですが、何度タイヤを交換しても振動が気になり、やむなくポルシェを売却されたという話を聞いた事があります。

上に開いた窓からユニフォミティをチェック。

回転しているタイヤに注目。タイヤのタテ溝が鮮明に確認出来ます。 ブレが無いのが判りますか?
(これは撮影のため安全装置を外した状態。)

この独カールシェンク社製のバランサーはユニークな水平回転型で、取り付け(装着)誤差の発生が少なく世界最高の精度を可能にしています。
とても高価ですがポルシェ社指定ということで、実は弊社では30年以上も前から同メーカーを数多く愛用しております。

もちろんこの測定器はAMG だけでなく、ポルシェ、フェラーリ、BENZ(ベンツ)、BMW、AUDI(アウディ)等の高性能車をドイツのアウトバーン(Autobahn)にて速度無制限で巡航走行可能にするために設計されたものであります。
宣伝にはなりましたが、高性能タイヤ購入時にはぜひご用命下さればと思います。

弊社のこだわりはタイヤ組み付けに妥協せず、最高のホイールバランスを提供することであります。
それは本物志向への飽くなき追求であり、その車本来の性能を引き出すということが重要と考えております。

オーナー様、ご協力(ご購入)ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

注)E55 AMG (カタログデータ)
総排気量 5,438cc  エンジン種類 SOHC V型8気筒スーパーチャージャー
最高出力 476ps/6,100rpm  最大トルク 71.4kgm/2,650rpm

ピレリP7 雑感

ピレリP7。 といえば1964年生まれの私にとってはとても感慨深いものがあります。
まず衝撃を受けたのが、当時あのスーパーカーブームの最中の事でした..
有名な漫画家の先生が家(タイヤ屋)にふらりと立ち寄って下さったのです。
初めて目の前にする純白のポルシェ930ターボ。 その足元には.. (1976年頃だったと思います。)

P7。1970年〜1980年代の超扁平タイヤの代名詞でもあり、発売から凄いタイヤであったと思います。
確か1974年のパリ・サロンでグリーンメタリックに塗られたポルシェ911(930) カレラターボ。
プロトタイプのこの車には新開発の幅広のピレリP7を履くために大きく張り出した前後のオーバーフェンダー..
<幅広のピレリP7を履くために!ここが重要です。>

そこには空気が入っていない様な薄〜いペッタンコのタイヤ.. 50タイヤであったと思います。
(当時はまだ70扁平のタイヤが最高といわれた時代です。)
スーパーカー世代の私には強烈な印象でした。
(その他、ランチア・ストラトス.アリタリアのレース仕様車、ランボルギーニ・カウンタック LP5000S QV 等に付いていました。)

あともう一つ.. ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
ピレリP7の伝説といえば、G.光永氏のデトマソ・パンテーラ。
1981年11月 谷田部テストコース最高速テストにて、ついにその車は時速300kmの壁を破り 307.69kmを記録
(ドライバーは高橋国光氏) その時装着していたタイヤがピレリP7であったことを憶えています。
もう昔の話ですが.. 

私はいつかこれを履いてみようと念願の免許を取り、親父の下でせっせと仕事をして2年後にはついに
念願のピレリP7..やっと買うことが出来ました。
もちろん当時としてはグリップレベルも非常に高く、しかも滑り出しが穏やかで素晴しいコントロール性に驚きました。 二十歳の頃でしたが、いや〜、感激でした。(涙)

これはカウンタック用リアタイヤ P ZEROシステム アシンメトリコ 345/35ZR-15になります。

キングオブキング。 ピレリのP7はその後40年を経てどのように変貌したのでしょうか。
現在に至ってはピレリの超高性能タイヤはP-ZEROシリーズにバトンタッチ。
いつも間にかP7は消えてしまったのですが、2001年にP7の名が復活、コンフォート性にも考慮した製品に変わり、その後2010年今回発表された<P7 チントゥラート>という、プラス環境にも配慮したものに変貌を遂げたのです。

何と言っても一つのブランドを40年に渡り生産し続けているというのも素晴しいですが、
ひとつのタイヤをその時代に合わせて改良、そして提供し続けているというピレリの姿勢には驚くばかりです。

ランフラット タイヤチェンジャー

弊社のタイヤチェンジャーはランフラットタイヤ対応機種で左右のタイヤヘルパーが特徴です。
その名の通り、あのサイドウォールの硬いランフラットタイヤ以外に超扁平タイヤ40,35,30,25,等にも対応します。
このタイヤヘルパー、デリケートなタイヤビード部の変形や損傷を防ぐ為でもありますが、
特にタイヤビード部(ワイヤー)の変形は超高速域でのハンドル振れや車体振動に直接影響します。
(これは主にポルシェ、フェラーリ、BMW、BENZ等の超高速域でのハンドル振れや車体振動の原因にもなっています。)
勿論、タイヤ本来の性能を引き出すというのが一番重要な事ですが、快適なハンドリングや乗り心地を追及するためには必須でもあります。

964 カレラ2

本日、ポルシェ911(964)カレラ2のタイヤ(スタッドレス)交換作業を完了しました。
タイヤは横浜ゴムのアイスガード IG30、サイズはF 205/55R-16、R 225/50R-16です。
E様、遠方からのご来店ありがとうございました。

ポルシェ996(911)カレラ4S + ピレリ P ZERO ROSSO(ロッソ)タイヤ交換

昨日はポルシェ996 カレラ4Sに ピレリ P ZERO ROSSO(ロッソ)を装着しました。
タイヤサイズはF 225/40ZR-18、R 295/30ZR-18 のポルシェ承認Nバージョンです。

ポルシェ承認タイヤ。(認証タイヤとも呼ばれます。) 以前、こちらにご説明してありますが、
これは通常のタイヤと比べ高速走行時に車体が安定する(振れない)よう、特にタイヤビード及びサイドウォールが強化されております。
このピレリ P ZERO ROSSO(ロッソ)ですが、ポルシェ指定タイヤの中でも乗り心地の良さでは定評があります。

さて、“996”のターボルックがポルシェ911カレラ4S。 と呼ばれておりますが、
これはリアの張り出したフェンダーに特徴があります。 (グラマラスですネ〜。)

余談ですが、この『911』TYPE 996、デザインは当時ポルシェのデザイナーをされていた日本人の作品とか..。
あの『エンツォ・フェラーリ』をデザインしたことでも有名ですね。

○○様、ご購入ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

承認タイヤ

この処、ゴールデンウィーク前ということで多数のご予約、又ご来店いただき誠にありがとうございます。 

早速、本日ポルシェ996にお乗りのK様にタイヤご購入いただきました。
装着タイヤはピレリ P ZERO ROSSO N3 255/40R-17、Nマーク付きポルシェ承認タイヤです。
(ありがとうございます。)

さて承認タイヤ.. (よく聞かれますので)この場をお借りして説明をさせていただきます。
各タイヤメーカーは現在、採算を度外視してまで各種指定タイヤを開発、生産しております。
(これらを承認又は認証タイヤと呼んでおります。)
この承認タイヤ、通常タイヤのサイドウォールに刻印があるので判りますが、
特にポルシェ用 N、 BENZ用 MO、 BMW用 ☆、等が有名です。
その他、フェラーリ用 K、 AUDI用 これはAO、又はRO、等があります。
このマーキング付きタイヤ、実は気の遠くなるようなテストにおいて合格したいわば専用タイヤでもあるのです。

これらは通常のタイヤに比べ 特に精度、高速安定性、耐摩耗性に優れた特性があるということでしょう。
自動車メーカーとタイヤメーカーが一致協力し合格点が与えられた事により製造され、この技術承認されたタイヤはまさに優等生といっても良いと思います。

又、スーパースポーツカーやハイパフォーマンスカーの場合、ただ単なるタイヤという簡単な意味合いでなく、高速安定性重視のために横剛性(ビード部やサイドウォール部)が強化されたものが多く、さらに真円度が高くなるよう設計されており、実は最重要部品に指定されております。
特に一番厳格であると言われているポルシェ社におきまして、承認タイヤは同サイズの通常品より真円度の誤差の許容範囲をつねに厳しく徹底しているとの事です。
(これは以前1988年頃に独シュツットガルト ポルシェ本社にてお聞きしました。)

有名な話ではドイツ本国において、ポルシェに指定ではないタイヤを装着した場合、特に高速道路の事故において保険金が支払われない事がある。 という事例がある程です。

逆にタイヤメーカーはこれらのハイパフォーマンスカーの純正指定に選ばれる事で、ある意味でイメージアップ等に繋がるのかもしれません。